辻説法   世直し新聞

日々移り変わる現代に於いて、進みべき道を模索し提言申し上げます

マイクタイソン告白に学ぶ1

社会のはみだし者たちみんなに、本書を捧げる
悪の道から抜け出せなくなった人たち、世間から無視された人たち、薬で骨抜きにされた人たち
打ちのめされた人たち、濡れ衣を着せられた人たち。そして愛してもらえなかった人たちに。
タイソン著 「告白」の冒頭部分である
至上最年少でボクシング世界ヘビー級チャンピオンになったマイクタイソンは、幼少時代、世界一貧困で喘ぎ差別をされ、もっとも危険な街であったブルックリンで生まれ育った。
少年時代が虐めに合い、気の小さな男であったと告白している。
母親は売春婦で、毎日のように男を変え父親は年に一度ぐらいしか帰ってこない、最悪の環境であった。
悪ガキ達に狙われ、恐喝、万引き強要、暴力によって精神的、肉体的に傷つけられた日々が綴られている。
「あのころの体験のせいで、今でも自分の中に臆病者がいる、ああいう感情は決してぬぐい去れないものなんだ」と
その中で、タイソン少年の唯一の楽しみはペットの鳩を飼い育てる事であった。
気の優しいタイソン少年は、なけなしの、こずかいで買った鳩達を大切に育てていた。
ある時、悪ガキの一人が、面白がってタイソンの鳩を盗み、それを咎めた際、鳩の首を引きちぎりタイソンの足下に投げつけた。
怒ったタイソンはその悪ガキに殴りかかり、その一人を殴り倒してしまう。力の目覚めである。
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